【遠征】
【西畑君レポート】
2006年は2月,5月と屋久島にと遠征し、飛行機での釣行の楽さを覚えてしまった矢嶋さんとまたまた飛行機で行って来ました。

今回はとゆうと九州は五島列島、上五島宇久島へデカマサ狙いの釣行となりました。
上五島宇久島


宇久島は、大阪伊丹空港から長崎空港でタクシーに乗り換え、佐世保港からフェリーに乗り
2時間半で到着!
  今回は5泊6日の釣行で釣りは2日目の朝から最終日に昼までの計画。

しかし、最終日は天気が荒れ模様と言う事で実質4日間の釣りになりました。

宇久島では地磯での釣りをされている方が最近は多くなってきているらしく瀬渡し船での釣り客が減って来ているみたいで実際、滞在期間中に船に乗り合わせた人は2,3人でした。

今回、宇久島へ釣行した目的は『名礁 古志岐三礁』でロッドを振る!とゆう事だったのですが、さすがにこの季節、海上の天気も不安定な事も有り、最終日のみ古志岐三礁の一番沖に有る沖の瀬に渡礁出来ました。さすがにここは一味も二味も違った感じで凄うパワー?を感じました。


2日目、ロッドを振るのが初日のこの日は宇久島の南西に位置する黒母瀬に渡礁しました。


「五島と言えばヒラやろ!」


と朝一はヒラスズキを爆ろうとミノーをセットしてサラシにキャスト!しかし磯中叩いても叩いても魚からも反応が帰って来ず
ヤバイ!と思い通常なら足場が高くパスしてしまうポイントを無理無理攻める事に・・・

1投目、ミノーをサラシの向こうにキャストし足元まで引いてピックアップする瞬間!
ガツン!と引ったくる様なアタリ。


キタ?!


と思った瞬間、無意識に合わせてブチ抜いていました。なんと凄いアタリが来た割にはショボイ25cm位のメバル・・・。開始1時間で2人のテンションは最悪!

ここで気分転換に何時もの様にウニを投げてみたりと潮変わりのタイミングまで頑張ったのですが・・・玉砕。
なんとか昼過ぎになって激流だった潮が緩み始め魚気が出て来たのでサラシを叩いて回ると、なんと40cm前後のイサギが連発!朝一には付いてなかったのですが1キャスト1ヒットで数匹キャッチ!イサギに混じり70cm位のスズキも釣れました。あっ、スズキと言ってもヒラじゃなくマルスズキでした。しかも『ここは大阪湾カァ!』みたいな魚。最近は五島でもマルスズキが増えてきたみたいでかなり多いみたいです。
 3日目も波が高く前日と同じ黒母瀬に渡礁。前日のマルスズキとイサギしか釣れず本気でヤバいなどと色々考えながら、今日は前日ミノーで叩きまくったサラシをレンジを下げて探ろうと思い、潮変わりのタイミングをバイブレーションで攻めることに!


一番潮が良く当たっているサラシを通すと
ドスッ!とヒットした瞬間沖に向いて凄い勢いで走ったので青物?と思ったのですが、青物よりは走るスピードが遅くロッドを立てて追い合わせを入れると海面に顔を出しヘッドシェイク!かなり沖でのエラ荒いで、魚が頭しか出さなかったのでデカイ事は分かったのですが、またマルスズキかな?マルやったらメッチャデカイなぁ?と一人言を言いつつなんとかロッドの長さを利用してなんとか魚を寄せると
デカイヒラスズキ!


しかし足場が高く取り込めない!矢嶋さんは磯の間裏で全く見えない所にいてるし、ネットも近くに無いしと少し悩んだあげく磯の間裏まで魚を引っ張って行く事に!一度魚を沖に30m位出し、ロッド片手に岩登り、なんとか14fのロッドだったので目の前のシモリをかわし矢嶋さんの元へ!
しかし、リーダーを組むのに必死でなかなか気付いてくれずかなり叫びました

『矢嶋さん、ネット持って来て!デカイヒラやねん!』

としかし矢嶋さんにとってはスズキにはあまり興味が無いみたいでなかなか来てくれず『チョット待って!』と。ナントかカントか叫び倒し、矢嶋さんに来てもらい1発で無事ネットイン。

魚もヒットしてから15分位引きずり回されていたのでネットに入れた時はヘロヘロでした。2人でまじまじと魚を見て
「デカイ!」としか言いようが無くしばらくボーッと。メーター有るんちゃう?と我に返りメジャーを当てると95.5cm!
『あぁ?、メーターないわ?』と十分デカイサイズなのに何故か残念、と言った様な感じで重さも計測・・・
『8.0kg』と表示され「あぁ?重い訳やわ!」と2人して納得!「この魚今晩食べる?」と悩みつつ2人では食べきれないサイズなので記念に剥製にする事に!(3月には出来上がるみたいです)

さすがは五島!って感じの魚が出たのですが、地元ではこのサイズは珍しく無い様で、その夜、宿の大将に
「デカイヒラスズキ釣れたよ!」と話をすると「メーターくらいか?」と・・・。サイズを言うと「あぁぁ・・・」と。地元ではデカイヒラズズキの基準はメーターみたいです。
その後本命のヒラマサ&イシダイを狙うものの全く反応が無く納竿。
 3日目も波が高く朝一は地磯、午後からは黒母瀬と頑張るものの釣れる魚は湾岸スズキに湾岸メバル、イサキ、ガシラと外道ばかり。本命のイシダイも釣れる事なく『イラ』言うピンク色の魚ばかり。
 

 
4日目、波も少し下がりなんとか今回の本命ポイント『古志岐三礁、沖の瀬』に渡礁。
渡礁した瞬間、前日までのポイントとは明らかに海のパワーに違いを感じ何か起こりそうな予感がしましたが、朝一に矢嶋さんがヒラスズキをバラシだけであとは底物狙いにイシガキダイ1枚にイラが数匹と言う貧果で弁当タイム!矢嶋さんは魚が釣れなくても弁当が美味しければメチャクチャ楽しいみたいです。
 何時になったら青物が・・・と思っていると矢嶋さんに80cmクラスの青物がヒット!サイズが良いながらも狙いのヒラマサでは無くメジロ。あっとゆう間にランディング。なんとか今回の釣行初の青物ゲットで一安心。しかし後が続かず、2時間、3時間と時間が・・・。

せっかく五島まで来たからにはヒラマサを!と思い僕もジグをキャスト。数投目、ジグが着底後ワンピッチで数回シャクった所でガツン!明らかにヒラマサと解るアタリでヒット!ファーストランこそなんとか止めたのですが、かなりよいサイズみたいでなかなか魚を浮かせる事が出来ず足元での突っ込みでラインブレイク!
ガチガチに絞めたドラッグをあっさり引きずり出されました。

 ようやく五島のポテンシャルの高さを実感できたので一気にテンションが上がりすぐにジグをセットしキャストしようと思った瞬間、目の前をベイトの大群が・・・、するとその後から両手を一杯に広げた位の大きさのヒラマサが2,3匹追いかけて行ったのが、波が上がった瞬間見えたので反射的にキャスト!
表層付近を2,3回シャクった所で引ったくる様に
ガツン!と一瞬ロッドを立てて魚を止めようとしたのですが、足場が悪い上に予想もしなかった位のパワーで少し危険を感じたのでベールをフリーにしてラインを出しちゃいました・・・。(根性無しですわ・・・。)
パラパラパラとラインが20,30m出た所でフックアウト、今まで体験した事の無い様な引きでした。(今思えば一生に一度しか出会えない魚だったかも?と思いガチンコで勝負するべきやったなぁ?と後悔しています・・・)。

 その後、底物ポイントの方に潮が巻き込んで来たのでジグをキャストすると直ぐにヒラマサがヒット!先程の魚のパワーが凄かったのであっと言う間にキャッチ!70cmの奇麗なヒラマサを最後に魚の気配が消え今回の五島釣行も終了となりました。
****今回使用タックル *****

ロッド:ダイコー
【プレミア】    
PMRJ 100H(ショアジギング用)
プロト 100H(ショアジギング用)
       
【アルテサーノ】
エスペランザRAZ-140(ヒラスズキ用)

リール: シマノ
ステラ 8000HG/8000PG/5000HG

ショアジギング用
ライン:PEライン  3号、4号
リーダー:ナイロン60ポンド/ フロロ 70ポンド
ヒラスズキ用
ライン:PEライン  1.5号
リーダー:ナイロン20ポンド

ルアー
ザブラバイブ 20g
アローヘッド 120s
オーナー 撃投ジグ 105g
マリア ショアブルー 80g
工房ジグ 100g等

日時 : 2006年
場所 : 
五島列島
流破Report 「遠征」 
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