初体験!
西畑君・松本さんとの3人で日本海の沖磯での釣行。
今回は初体験となる底物&磯泊が待っている・・・さぁどうなる事やらw

いざ沖磯へ!

PM8:30頃西畑君が駐車場に到着、大量の荷物を積み込み一路松本邸へ向かうが何故かワザワザ遠回りな道を走ってしまいその事に途中で気付く。
何とか松本邸に到着すると待ちきれなかったのか?遅い事に痺れを切らしたのかは不明だが松本さんが外で待機していたのでソソクサとタックルを積み込みいざ日本海へ!


さていつもの事ながら、車内では
【岸和田少年愚連隊 カオルちゃん伝説】が始まり



ふふふふ・・・ふふふ・・・



と西畑君の不敵な笑い声が漏れる中、一体何回見たんやろう?と思いながらもいつもの台詞が西畑君の口から発せられる。



『長谷川さん、やっぱりカオルちゃんは奥深いですねぇ』



「奥が深いかは解らんが、カオルちゃん見て何が面白いの?と言う人、数人知ってるで」

と西畑君に伝えると



「マジですか!! そんな感覚やから最近の日本はブツブツブツ・・・こんなに奥が深いのにブツブツブツ・・・・」



と何か違う世界に旅立ってる西畑君を引き戻すべく「8月・9月に新作カオルちゃん出るからね」と伝えると



「マジっすか!!! 竹内力はミナミの帝王とカオルちゃんでブツブツブツ・・・」

と又違う世界へ旅立って行きました。


・「岸和田少年愚連隊 女番哀歌(スケバンエレジィ)」が8月下旬、松竹ホームビデオより全国一斉発売。
・「岸和田少年愚連隊・中華街のロミオとジュリエット」9月下旬には姉妹編としてDVD発売。
http://eiga.com/buzz/show/7499

人多いなぁ!

車内でのカオルちゃんも落ち着き今回の石鯛の話へと移行していく、出発前に西畑君と電話で話してサザエを3kg注文し、釣具屋で必要な道具も一通り揃えたが餌取りのアタリだけでも楽しそうやなぁと思っているのだが「ビギナーズラックもありますから釣れるかもしれませんよ」と西畑君。しかし仕掛けの作り方も知らんねんけど・・・・まぁ今回は夜のメバルがメインと考えてるのでOKでしょうwと軽い考えのオイラ。

程なくして現地の釣具屋に到着、夜用にオキアミの籠でもしようか?とも真剣に思ったがワザワザ道具買うのも勿体無いので途中で諦め、氷など買って一路渡船乗場へ向かう。40分程で渡船乗場に到着、続々とエサ師の方もやって来て船は満員御礼状態、デッキ上にはわんさか道具が溢れ足の踏場も無い。西畑君は船長にベッタリ貼り付き船長との熱いバトルを繰り広げている。西畑君のバトルの成果もあり無事希望する磯に上陸成功、しかし既に空は明るくなりウネリもある朝マズメのメバル狙いの予定は断念(ちょろっと投げましたがメバルの10〜15cmが無数に釣れました)



ビギナーズラック!

さてまずは西畑君と共に買った餌のサザエを分配し、まずは釣座の選択。


西畑: 「長谷川さん、ポイントはコッチとアッチですがどうします?」

オイラ: 「いや・・どうします?と言われても何も解らないんですが・・・」


西畑: 「コッチは数出ませんが大型の実績があり、アッチは型出ませんが数出る事があります。」


オイラ: 「・・・釣れへんからどっちでもええねんけど」


西畑: 「ほなコッチの大型実績ポイントでして下さいね。」


オイラ: 「了解!ベラと戯れてきます ( ゚Д゚)ゞ ビシッ」



さて釣座も決まった所でシャキーンとヤフオクで購入し竿を受ける部分を広げたピトンを取出しおもむろに打ち込む(ここまでは家でイメージトレーニングしてました)



続いて年代物のグラスロッドに、ぶっといラインを通して行くが・・・・ココはどうするの?と買った時から意味不明と思ってたTOPガイド・・松本さんもビックリ


松本: 「す・・・凄いですねぇ スネークガイドに先はチューリップガイドですか!!古い竿やぁ」

オイラ: 「へ?そんな名前なんや、と言うかSICとかじゃなくて針金だけしか無いんですが・・・・まぁ こんなもんでしょ」

と、まるで化石を見つめる少年の様に輝く松本さんの視線が痛い・・・そんなに古いんですか?











さてピトン設置OK! ロッドとリールのセットOK! 仕掛けは・・・・・
はい、仕掛け買って来ましたが開けるの初めてです、サビキの様にパッケージの裏には親切に作り方何ぞ載っておりません。以前西畑君が使ってた仕掛けを思い出し作って行くと思いのほか簡単に作れ、捨て糸の長さが長すぎと指摘も頂き何とか出来ました。


さて道具が揃ったので続くは餌付、おもむろにサザエにハンマーを振り下ろします。
ゴシュッ・・・見事に内臓が(あの黒くて苦い所)グチャグチャに粉砕し、何か胸の奥から込み上げて来る物があります・・・・うまく行かないのでもう一個のサザエにハンマーを振り下ろすと ガシュッ!コロコロコロ・・・変な角度に当たりサザエが磯を転がり落ちて行きました。



あまりの奇行に哀れに思ったのか西畑君が実演。

西畑: 「ココを叩くと ガシュッ! 綺麗に割れるでしょ?」

オイラ: ・・・・・・おぬし、中々出来るな!



サザエの経絡秘孔を伝授されたので、教えて貰った所を叩くと面白い様に綺麗に割れる!後はポイントに仕掛けを投げるだけ。スチャ!っと意気揚々とロッドを構えキャストしようとすると


西畑: 「あぁぁぁ 駄目ですね、それでは出来ない子丸出しですよ」

オイラ: 「マジっすか??」

西畑: 「リールの方の手逆ですは、そのままやったら他の底物師に 『ショボイな』って思われますよw」

オイラ: 「いや事実ショボイんですが・・・」


西畑君に【出来る子キャスト】を教えて貰いやっと仕掛けを投入、フリーで底に落としてカウントを取る(リールにカウンター付いてません)着底後指でラインを張って引っかかる部分まで寄せて来るが既にココン!ココン!とベラ独特のアタリが手元に伝わってくる おお!面白いなぁ。ベラのアタリが無くなってから仕掛けを回収すると見事にサザエは無くなっている。






そんな事を繰り返す事5回。先ほどと同じく投入した仕掛けを手で引っ張っているとココン!ココン!とベラアタリ。落ち着いた所で止めて穂先を見ていると





ガクガクガク! ゴンゴン!





と急に竿が絞り込まれるが直ぐに元に戻り突っ込みの余韻だけがボヨンボヨンと竿を揺らしている・・・・エェェェェ?何が起こったんですか??軽いパニックになりながらも竿を見てると、またベラと違ったアタリ、ピトンから竿を抜いて手持ち状態でちょっと聞いたり送ったりしながら遊んでみる。



そうこの時オイラの頭の中ではこう叫んでいたのだ











さぁこい!

アオブダイ!!





前日テレビの【いきなり黄金伝説】でアオブダイ取ってたのと、石鯛来ると微塵も感じて無かった物で・・・・・・・

さて手持ちで送ったり聞いたりしている竿は徐々にグングンと引っ張られて行きますが、そう簡単にアオブダイに大切なサザエを渡す程オイラは人間出来てません、あわよくば餌を離させてやろうとコチラもいやらしくテンション掛けたり抜いたりしていると
グググググッと、いっちょまえに引張って行くではありませんか!

「オノレコラ!オイラの大切なサザエを!」

とフッキングするとドスッと竿が止まりグングンと魚信が伝わってくる、 おおぉぉエライ重いやんけ!とココから寄せに入るのですが・・・はて???【石鯛竿には石突なる木で出来た物がロッドエンドにあります】この石突を何処に持ってくるかが良く解らない、現行の竿は平になっていてお腹等に当ててもOKですが、オイラの古い竿はクサビの様になっていてまずお腹に当てたんですが痛いんです!次に股間でホールド・・・局部の真ん中辺りに食い込んで恐ろしく痛いです!仕方なく股の間に挟んでゴリゴリリールを巻いているんですが、このリール凄くローギアなんです。

ちょっとしたクエでもOKとのこのリール、1:1とは大げさですが良くて3:1程度・・・巻けども巻けども上がって来ませんゴンゴンと重いだけです。確かに一瞬だけ石鯛やったら!とも思ったのですが、以前西畑君に聞いたり石鯛DVD見てて石鯛は横に走ると聞いている。コイツは一向に横に走りません・・・・





アオブダイごときに負けるかぁぁぁぁぁ



と頑張って巻きます。はいこの時点でまだ「キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!」と言ってません、無言で(;´Д`)ハァハァ言いながら巻いてます。松本さんはメバル釣りしてて振り返ったらオイラのロッドが弓なりになっててビックリしたそうですが・・・・まだオイラは「ブダイごときに!ブダイごときに!」と呟いてました。


ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!


やっとの事でスイベルが見えて来ました、後2m程度ですがサングラスをしていないオイラは何も解りません。一向に横に走らないのでブダイ確定w 残りはもう少しとゴリゴリ巻くと




ん?


茶色の海草と共に上がって来たのは青色では無くシマシマ・・・・・




キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!




今頃ですが西畑君に叫びます 


オイラ: 「キタキタ!石鯛!」

西畑: 「抜けますか?」
 ←魚見えてません

オイラ: 「抜ける・・・かなぁ?」 ←サイズ良く解かってません

西畑: 「ほなワイヤー持って上げて下さい」 ←魚見えてません

オイラ: 「うーんワイヤー遠いからズリ上げるは」 ←サイズ良く解かってません


手前の根の上を通過させてから波に乗せて
「うらぁぁぁ」と一気にズリ上げる。



ビチビチビチ



と石鯛君は無事磯の上に「よっしゃ〜! ふぅ重かった」と安堵していると



西畑: 「ヤバイヤバイ デカイデカイ!」 ←魚が見えた

オイラ: 「え? そうなん?40位ちゃうん?」 ←今だサイズ解ってない

西畑: 「何言ってるんですか!! 60cm超えてるかも知れませんよ!!」

オイラ: 「へー? そんなにあるか?」

シュッとメジャーを簡単にあてて、簡単にオーシャングリップを口の中に入れて・・・

オイラ: 「お、残念59cm 3.5kgやね」 ←事の重大性解ってません


西畑・松本

「そんな事無いでしょ! ちゃんと計りますよ! ってオーシャングリップで石鯛計りますか普通は!!」


何か微妙に怒られてる気が・・・

厳正なる西畑・松本検査官の元、計測されてる石鯛君、直ぐに次の餌入れて釣りしたいオイラでしたがドウもそんな空気では無い感じで計測されている。

写真の0地点ずれてますが 
63cmです。


3.5kgは軽過ぎる!と言われ続けてたので家に帰ってから計りで計測すると4kg(血抜き後)
・・・・・どうもオーシャングリップの初期設定(0Kg)をしてなかったみたいですw

三連チャン


さて無事に初石鯛を釣り終えてまた猿の様にサザエを割りまくるっていると
あたった!!と西畑君!



バシッ! とアワせて


グリグリグリ〜 と巻いて

バスッ と石鯛が宙を舞う



またあたった!



またあたった!


オイラ: 「凄いな!三連チャンやん!」

西畑: 「63見せられたら、ダメっすよ・・・」

オイラ: 「うう・・・」


そんなドスっと腹に来る重い空気も何のその、時合到来とばかりに打ち返すがオイラにはベラアタリのみ、こんなもんでしょう。出来すぎたビギナーズラックも終わり猿の様に割っては投げ割っては投げを繰り返したサザエも無くなり更に3K追加し夕方まで頑張りましたが本命らしきアタリ無し。

結局青物も殆どせず夕方のメバル狙い、しかし段々波が高くなってきた。

松本さんが20cmちょい。


サラシの中で出た本日最大サイズの27cm

西畑君が25-30cmクラスのアジを一瞬入れ食いで6匹かな?


そんなヤツ居ないでしょ!

予定していたナイト尺メバル祭りは波が高すぎて出来ず、早々にテントで寝る事に。

奥から長谷川邸・西畑邸・松本邸です。

オイラは初めての磯泊り、ワクワクしながらテントを組み、たまたまオイラが一番奥になった。写真では解りにくいかと思いますが写っている松本さんの足首の角度に注目!坂になっとります。さて坂になってる所にテントを置き岩で体が痛くならない様、どこでも売ってるスポンジにシルバーのアルミみたいなの貼ってるクッション?的な物をひいてその上に寝ます。

西畑: 「長谷川さん 滑って落ちて来ないで下さいね」

オイラ: 「そんなヤツおらんやろw」

オイラ: 「もし滑ったら 松本さん耐えて下さいね」

松本: 笑いながらも目は笑ってません・・・

さてさて季節はもう7月、暑苦しい筈なんですが・・・・寒いです。
よってテントの中に入ったオイラはレインウエア着てたんですが・・・・


スルスルスル〜


見事に滑って行きます!

オイラ: 「アカン アカン 滑るって!」

西畑: 「何してるんですか!レイン着てるでしょ!パンツ1チョに靴下ですよ!!」

オイラ: 「えええぇぇぇぇ パンツ1チョは解るが、あえて靴下装備とは・・・中々マニアックな所を!!」

松本: 「ぷぷぷ・・・」
この時、松本さんはと言うとテントの中で自分の足の臭さに悶絶してたそうな・・・

何とかレインを脱いで滑りにくくなったとは言え、それでも滑るオイラ。何とか耐えようと尻に力を入れつま先を若干磯に引っ掛けながら右手は磯の出っ張りを掴んで何とか体をホールドし目を閉じるのであった・・・・




ドス! ゴンゴン!モソモソ・・・・


ん?何や?波の音だけしか聞こえない沖磯でオイラの膝に何かが当たる・・・??
ちょっと押してみるとググ!と押しかえされる・・・まさか!



長谷川さん!落ちてきてますよ!!


そんなバカな!と目を覚ますとテント中央に居たオイラはテント入り口方向に傾き、明らかにテントがいびつな形に変形している・・・テントを出ようと入り口を開けると目の前には西畑邸がくっ付いてる。


ゴメンな西畑君、皆さんも斜めの所での睡眠は注意しましょう。


2日目

2日目起きるといい感じでサラシが広がっている。

西畑: 「これは出るかもしれませんね!」

オイラ: 「おお!そうやなコレは熱いで!」

二人の意見はバッチリ一致! サッと2人が握ったロッドは西畑君:ヒラロッド ・ オイラ:メバルロッド・・・・・どこかすれ違う二人の様だ。

さてさて朝一メバルも10-15cmと小さく早々に昨日の残り物のサザエで石鯛再開。

この日も数投目で本命ポイアタリが出て竿受けをぐるっと回される程の突っ込みが有ったのですが残念ながらフッキングせず、その後はベラやフグっぽい餌取りのアタリのみ。

昼前に沖で大ナブラ、その後すぐそばでナブラが出ましたが西畑くん・松本さんのジグの表層引きに数回出たのみ、オイラもモソモソと青物の準備をしてTOPで釣るぞ!と意気込んでキャストするも反応なし。そんな事が1時間程続き松本さんと二人並んで青物。


オイラ: 「バコッ!ってTOPに出て欲しいですねぇ」

松本: 「ほんまですねぇ」


バコッ!!


オイラ: 「でたでた!今出た!」

松本: 「ほんまですか?」

オイラのTOPに出たので松本さんもジグの表層引きに変えるとゴボ! ゴボ!っと数匹チェイスして来る。オイラも1回掛けたが一瞬ドラグが出てバレる。しばらくして何とかオイラがフッキング出来上がって来たのはハマチ君


松本さんもTOPに変えて直ぐヒット

迎えの渡船が来るギリギリまで投げてましたが結局この2匹のみで今回の遠征は終了しました。
底物こんなに面白いとは思ってなかった!リールや竿が欲しくなってきたぞ♪


日時 : 2007年06月30日〜07月01日
場所 : 
日本海沖磯
流破Report 「初体験」 
inserted by FC2 system